受験生の皆様へ

防衛大の入試・基本情報|防大の偏差値・推薦の評定平均の目安・受験アドバイス

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防衛大学校=略して防大(ぼうだい)又は防衛大(ぼうえいだい)の入試についてごく基本的なことの説明に加え、偏差値の目安や、推薦の評定平均の目安などについて説明をします。

将来、自衛隊幹部である将官・士官になりたい!
だから幹部自衛官への道が開かれている防衛大学校に進学したい!
…と思って、
防衛大学校(以下、防大と称します)の受験に関心があるので調べている…

でも他の大学のようには情報が多くないし、イマイチ良く分からない点がある…。
という感じで色々な所を彷徨って情報を探している人が結構な人数いるようです。

受験生用の防大用語の案内の所でもごく簡単に偏差値の目安を書いていますが、あれでは情報不足だと思いますので、改めて基本的な事からもう少し詳しく説明をしていきます。

 

※ご注意!!※追記!!
管理人の息子が受験生であったのは数年前になります。
その為、ここでの情報が「古くなっている」「今では変化している」可能性あります
ですので、ここに書かれていることは数年前の参考資料」としてお読みください

 

 

防大の入試は入学試験ではなく「採用試験」である

まずは防大の入試について、とても基本的なことの説明からします。

ご存じでない方も多いのですが、防衛大学校の入試は入学試験とは呼ばすに「採用試験と呼びます。
ここで「え?どうして採用試験なの?」と思う方も多いと思います。

簡単に言ってしまうと…
防大生になるという事は、特別職の国家公務員になることなので「採用試験」と称している。
…という説明になります。

 

そう実は、防大生は国家公務員という身分の人達なのです。

そもそも防大は、他の一般大学のように文部科学省の管轄の学校ではありません
防大は、防衛省の「施設等機関」という位置づけの教育機関なのです。

ですので、一般大の入試のように受験料なども発生しません。
もちろん入学金などというものも必要ありませんし、学費も発生しません。

つまり防大は受験料、入学金、4年間の学費がタダ!ゼロ!ということです。
(※入試の為の交通費は自分持ちですよ)

 

更に防大生になると毎月、学生手当という名前のお給料をもらえます。
毎月の手当て金だけではなく、夏冬のボーナスも支給されます。
…だって、国家公務員なのですから。

そのため、防衛大の入試のことを「採用試験」と呼ぶのです。

※防大へ進学するということが、どういうことなのかは以下の記事などを参考にしてください。

防大に進学するかどうか・防大受験をするかどうかで迷っている人へ

時期的に主な大学受験が終わり、防大受験で見事に合格した人は、実際に防大に進学するかどうかで迷っている人が多いだろうと思います。 そこで私の個人的な私見(※独断的な部分も有です)ですが、少し「私なりの」 ...

続きを見る

 

 

防大の入試のチャンスは1年間で最大で2回まで

防大の採用試験(=防大入試)は、1年間の間では最大で2回まで受験する機会があります。
(※平成30年度実施(平成31年度入校、第67期学生)の採用試験から、一般採用試験の後期日程を廃止されたので2回になりました。)

なお日本国籍を持っていることが防大の入試を受験できる条件になっていますので、外国籍しか持っていない方は受験できません。

 

どうしても防大に合格したい!という方は、この2回のチャンスを全部フルに使うスケジュールを立てることをお勧めします。

次に、具体的に2回ある受験のチャンスについて説明をします。

◆1回目の防大入試のチャンスは、いわゆる「推薦枠」での受験。
(※推薦総合選抜の2種類あります)

→9月初めの3日間位が願書受付。(※9月5日~7日位の日程が多い)

○推薦の入試:9月22日・23日くらいの日程

●総合選抜の一次:9月22日前後位
●総合選抜の二次:10月26~28日位の間の2日間

 

◆2回目の防大入試のチャンスは「一般採用試験」での受験です。

→9月初めから終わりにかけて願書受付。(※9月5日~28日位の日程が多い)

○一般の一次:11月3日・4日くらいの日程
○一般の二次:12月11日~15日位のあいだの1日

つまり、一般大の受験と同様に推薦一般の受験の2回のチャンスがあるということです。

願書の受付の時期も、入試の時期も一般大より早い点に気を付けてください。
それに「推薦」と「一般」の入試の受付期間が被っていますので、間違わないようにしましょう。

何れにしろ、なるべく両方の機会に出願できるように準備を進めておくことをお勧めします。

 

※日程は「一例」ですので、必ず受験する年の日程をご自分で確認してくださいね!

防衛大学校のHPはこちら→ 防衛大学校 公式ホームページ

 

 

防大の偏差値を受験の参考にする場合の注意点

それぞれの受験の難易度=偏差値も大変気になると思います。

私が聞いたりした範囲の情報を書かせて頂きますが、その年によっても違うので、これから書く偏差値の数字はあくまで参考程度して下さい。

 

ここで書いているのは、一般大学の普通の受験に相当する「一般採用試験」の偏差値です。

例年同じなのですが、文系と理系では、募集人数の少ない文系のほうがずっと難しく合格ラインも高くなっています。

 

そして毎年、女子の受験者数も合格者数も少ない事もあり、正確な偏差値を計るのは大変に難しい状況です。

そのため苦肉の策として男子学生の偏差値に+でこれくらい、という書き方になっています。
その点は、ご了承ください。

また女子は、男子に比べてかなり募集人数が少ない事もあり、毎年、結構な難関です(特に文系の女子は難しい)。
その為、女子は男子に比べて偏差値もかなり高く、合格ラインも高くなります

 

防衛大学校の偏差値の合格ラインの低い順にならべると…
・理系・男子
・理系・女子(※文系男子とほぼ同じ位)
・文系・男子(※やや文系男子が高めな感じですが微妙なところ)
・文系・女子
という感じになります。

一番、防大に入り易いのは「理系の男子」であり、一番合格ラインが高くて合格を勝ち取るのが難しいのは「文系の女子」ということになります。

※詳しい偏差値などは、この後に説明しています。

 

ただ偏差値というのは、その試験の母集団のレベルや、同じ模試を受験した人数によっても大きく変化するので、各模擬テストの会社や、模擬テストのあった時期によっても大きな違いがあります。

ここでは私が聞いた平均的な数字と共に、河合塾代ゼミ進研ゼミでの偏差値も参考に書かせて貰います。
(※この数字も年によって変動があるので、私が聞いた年での情報です。防大受験の参考程度してください)

 

 

防大の一般採用試験の偏差値の目安

くどいようですが、くれぐれも…上で書かれた「偏差値に対する注意点」をよく理解した上で、以下の偏差値を参考にしてくださいね。

※上の記事を読んでない方は、後でも良いので必ず読んでください。

【人文・社会科学専攻(文系)】

●男子の合格ラインの目安は、偏差値65程度が目安
・男子・河合塾の偏差値で…60~63くらい
・男子・代ゼミの偏差値で…65くらい
・男子・進研ゼミの偏差値で…68前後くらい

〇女子は、上記の偏差値に+5~8程度が目安

 

【理工学専攻(理系)】

●男子の合格ラインの目安は、偏差値58程度が目安
・男子・河合塾の偏差値で…52.5~56くらい
・男子・代ゼミの偏差値で…59くらい
・男子・進研ゼミの偏差値で…62前後くらい

〇女子は、上記の偏差値に+5~8程度が目安

 

これらは、いわゆるA判定かB判定の出る目安ですので、実際にはこの基準に満たなくても合格している人も大勢います

模試ではC判定やD判定しか出たことのない一般大学に、本番では見事に合格する人がいるのと同じ理屈です。

※防大の一般採用試験は、元々入校するつもりのない「お試し受験」をする人がかなりいます。
※合格しても入校を辞退する人が毎年大勢いますので、合格者はかなり多めに発表されます。

 

逆に模擬テストでA判定やB判定だったのに落ちている人も大勢いるので、上記の偏差値(合格ラインの目安)に足りているからと完全に安心できるものでもありません。

なお、防大の入試では身体測定面接などもあるので、そこでダメな場合はいくら成績が良くても落ちますので、ご注意ください。

 

蛇足になりますが実際にあった話として、私が聞いた中にも…
「一緒に受けた友人達の中で自分が一番、普段の成績が悪くて&模擬試験ではD判定しかとった事が無かったのに本番では合格した!」
…という人もいました。
※ただし補欠合格だったようです。

最期の最後まで、決して諦めなかった心が道を拓いたのかもしれません。

これから受ける受験生の皆様も、しっかり入試対策をしつつ最後まで諦めないで頑張って下さいね。

 

 

推薦・総合選抜試験の評定平均の目安

次に、推薦試験評定平均の目安を簡単に書きますが、こちらは上の偏差値以上に怪しい数字であり絶対的なものでは全然ありません

防大の募集要項では、良くある一般大学の募集要項のように「推薦に必要な評定平均の数字」は書かれていません。※訂正情報有!下記グレー枠内をご参照ください。

ですので、ここで書いているのは、かつての受験生本人や、そのご家族などが受験でお世話になった広報官に聞いたり、先輩に聞いたりした数字などが元になっています。

※追加で訂正情報があります!!※ご注意!!

コメント欄でお知らせがあり、2019年冬現在では「評定平均 概ね4.0以上」と明記されるようになったようです
この記事を書いた時点とは、変化しているようですのでココは本当に「過去の参考として」読んでください

 

明確に決まっている訳ではない数字を無理矢理に尋ねているので、広報官によって答えも違いますし、地域差もあるようです。
恐らく…ですが、尋ねた側の学生の成績や、入試への熱心さ(情熱)などによっても答えが違っているのではないでしょうか。

集めた情報の数だって、そんなに多くはありません。
正直言って「噂話に近いレベルの情報だなと自分でも思っています。

 

それでも良いから知りたい!という方々がおられるだろうと思ったので、相当に不確実な数字だと知りつつも敢えて記事にしたものです。

必ず、その程度のものだとご理解の上で参考にしてください

それに私が聞いた年と、今では変化している可能性もありますので、その点もご考慮くださいね。

 

大事なことなので繰り返しますが、この数字は「これなら合格するという数字=合格ラインではありませんので、くれぐれも間違わないようにしてください。

単純に、推薦入試に応募するにあたっての単なる目安です。

※評定平均の数字は5段階評価での数字になっています。

 

●推薦採用試験

・文系:評定平均4.2以上がひとつの目安
・理系:評定平均4.0以上がひとつの目安
(※実際は学校によって大きく違うので、単なる目安に過ぎないです)

 

●総合選抜採用試験

・文系:評定平均4.5以上がひとつの目安
・理系:評定平均4.3以上がひとつの目安
(※実際は学校によっても違うし、他にも色々条件があるので注意してください)

 

何度も書きますが…ここに書いている数字は、あくまで推薦の願書を出す時の「単なる目安」の評定平均です。

そもそも、この評定なら推薦に合格します=合格ライン…などという数字はどこにも公表されていませんし誰にも分かりません。

防大の合否は、評定平均以外の様々な内容も一緒に見て判定がされますので、とても複雑です。
身体測定でダメならば、いくら成績が良くても落ちますし、面接などの評価でも大きく合否が変わるでしょう。

ですので「推薦入試に合格する評定平均の数値」なんて誰にも出せないのです。
※ここのところを、よ~くご理解の上で上の数字を「参考程度に」してください。

強いて言えば、評定は限りなく5に近い方が良い…という位しか言えませんが、それでも絶対に合格するとは限りません。

 

尚、上にも注意書きがされていますが、出身高校のレベルによって、この数字は大きく変化しますのでご注意ください。

現に、色々な人に聞いても、受験者の出身高校や地域によりバラバラの数字が返って来ました。

 

私が聞いた範囲では、毎年、東大の合格者が出ている某高校からの受験者の場合は、上記より低い評点平均だった人でも
「この評定なら推薦入試を受けても大丈夫です」
と、広報官に推薦の出願を勧められた人もいます。
(※合格するとは言われていない。推薦に出願OKだと言われただけ。)
(※その人が合格するかどうかなんて広報官には全く分かりません。)

ということは、逆に高校のレベルが下がる場合は、上記の数字では足りないということにもなると思います。
中には4.7以上でないと無理だと広報官に言われたケースもあるようです。

 

ですが、これは推薦入試を受けるための目安なだけ!
…ですので、受験生の学校の学校長が推薦をしてくれるのであれば、推薦入試の願書は出すことができます
(※たとえ広報官が合格は無理だろうと言っても、願書を出すのは自由です)

各学校の方針で、
「○○大学の推薦は評定平均〇.〇以上でないとできない」
というボーダーラインが設定されていると思います。

ですので、ご自分の学校で防大への推薦をしてもらえる学校内基準の評定平均がいくつなのかをご確認下さい

 

その上で、ご自分の評定平均がそのボーダーラインに足りているのでしたら
「この評定平均では合格するのは少々難しいかもしれないなぁ」
と思ったとしても…!
せっかくの受験のチャンスなのですから、受かればラッキーという気持ちで受験しても良いと思います。

 

残念ながら、学校のボーダーラインに達していなかった場合は、潔く諦めて「一般」の方の受験に掛けるべく準備をすすめるしかありません。

一般しか受験していなくても合格している人は大勢いますので、その場合でも諦めずに頑張って下さいね。

 

 

推薦枠で落ちても一般枠で合格する人はたくさんいます

防大の最後の受験のチャンスである「一般採用試験」の一次入試は、推薦と総合選抜の2種類の推薦枠の結果が出たあとの11月初めにあります。

ですので、学校長からの推薦を受けられる人は「推薦入試+一般」の2つの受験の機会をしっかり使いましょう。

 

ただ防大の推薦の合格基準はは、そこそこ厳しい基準になっているようです。
ですので学校内で優秀だと思われている生徒が推薦に落ちてしまうことも、全然珍しくはないです。

特に総合選抜のほうの合格基準は厳しいですので、例え落ちたとしても、あまり落ち込んだりしなくて良いです。

『推薦や総合選抜では落ちたけれど、一般では合格した!』
…という人をたくさ~ん!知っておりますので…スパッと気持ちを切り替えて一般入試に挑んで下さいね。

※推薦や総合選抜の詳しい説明は長くなるので別記事にします。

 

 

受験アドバイス|英語の勉強はしっかりしておこう!

それから、これは完璧蛇足の「単なる噂」ですが…文系・理系共に英語の点数が悪いと合格できない、という噂があります。

一定以上の英語の実力がある上で、他の教科や、身体測定、面接などをオールクリアしないと合格しないのだ…という「う・わ・さ」です。

 

防大でも何度もTOEICの試験を受けますし、幹部自衛官になった後も、仕事で英語を使う機会がある人は多いだろうと思います。
そう考えると、確かに英語の成績が良くないと先が厳しいだろうなぁ~とは思います。

防大では海外留学するチャンスもありますが、語学の成績が良い生徒しか留学のチャンスを与えられないのは言わずもがな…です。

 

つまり、何が言いたいかと申しますと…
英語の勉強をしっかりやって、防大の入試では英語の正解率を最低でも80%以上、できれば90%以上を目標にしましょう!
…ということです。

過去問をやってみれば良く分かると思いますが、防大の入試の英語は素直な問題が多く、そんなに難しくはないと感じると思います。

変に捻った、変わった問題は出さず、ごく普通に英語の実力を見るような感じです。
(※年によっても多少の違いがあるとは思いますが)

ですので、しっかり正解を取りに行き「できれば全問正解を目指す」くらいで丁度良いと思います。

 

英語重視である…というのは、確かめようのない「単なる噂話」にすぎませんが、英語力は入校後の防大での学業の為にも絶対に必要なのは間違いがありませんので、もし、これがガセネタであったとしても…

受験の時に英語を必死に勉強して損をした!
…という事にはなりませんので安心して、しっかり勉強されることをお勧めします。

 

 

※記事の内容「偏差値・評定平均の数字・合格ライン」などなどの数字は、寄せられた情報を元に不定期に変更することもありますのでご了承ください。
※全く情報を更新しないまま数年間同じ内容のままである可能性もあります。その点もご了承の上で参考にしてください。
※今現在のより正確な情報をどうしても欲しい方は、受験の年に合わせた情報を自力で集めてみてください。

 

◆防衛大学校のHPはこちら→ 防衛大学校 公式ホームページ

 

 

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