あおざくら 防衛大学校物語
週刊少年サンデー 28号(6月22日号)
第6話:連帯責任
少年サンデーの「あおざくら」防衛大学校物語
第6話「連帯責任」の個人的で独断的な感想記事です。
※二階堂ヒカル先生のサンデー連載漫画です。
★「あおざくら」をコミックスで読む派の方はネタバレ注意!!
★記事の中でそこそこ詳しく内容を書いています。
★初めてブログ記事を読む方へ★
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一度、その内容に目を通して、このブログのスタンスなどに対して
ご理解の上で読んで頂けると有難いです。
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それでは、改めまして…ここから
あおざくら =防衛大学校物語=
第6話:連帯責任
…の感想記事です。
今回のスタートは、近藤が見ている夢の内容から…
煽り文は…
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先輩達が豹変した入校式の夜に、近藤が見る夢。
それは、何を暗示する…?
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んー?この夢はどこかの戦場の場面?
近藤が指揮を執っていて…そこに爆弾が落ちて来る…?
ええと…すみません…
私には何が言いたいのか良く分からない内容でした。^^;
次の場面では、入校式の翌日の朝になっていてラッパの音と共に起きている場面。
西脇「起床だーー起きろーー!!」
近藤(なんつーー夢だ…)
西脇「いいか、毛布とシーツは前に教えた通りしっかり畳んでから外にでろよ!」
原田(うおー 体痛ぇ…筋肉痛…)
西脇「オラァ、急げ!ラッパが鳴ってから5分以内に舎前に集合だ!」
「一秒でも遅れることは許さん!!」
「走れーーー廊下は走るもんだー!」沖田「やっぱり昨日のは夢じゃなかったね。」
「サカキ部屋長はもういなかったし。」原田「怒鳴られ続きで耳がおかしくなってきたよ…」
近藤(夢も現実も地獄だな…)
西脇サブ長は、やはりとても面倒見が良いですね。
なんのかんのと部屋っ子達を教えて導いてあげています。
5分以内に舎前に集合するまでには、着替えたり、毛布とシーツをキチンと指定の方法で角まで揃えた状態で畳んだり…、
とにかく移動時間まで色々な事を全部含めた時間が5分なのでかな~りバタバタした感じのようです。^^;
この場面で、頑張って防衛大の取材をしたからこそだろうな~!
と個人的に感じたのが、原田が心の中で思っている「体痛ぇ…筋肉痛…」の箇所です。
相当な筋肉痛になる!という事を聞かないと分からないでしょうし。
最初の頃の一学年は毎日全身が筋肉痛で少し動くだけでも痛いし、毎日、就寝時間になると…
全身の痛みで寝付き悪くなるのと、あまりの疲れで寝てしまうのと、今日はどちらが勝っているか!?
…という感じだと聞きました。^^;
それから…最後の近藤の「夢も現実も地獄」という表現は流石にちょっと大袈裟すぎるなぁと思います。
だって、この場面は普通に朝起きて防大生なら誰でもやる事を親切にサブ長に指導されつつやっているダケなのでこれは全然!地獄ではないですよね…
防衛大生が言う所の「地獄」レベルは…もっともっと違うレベルの内容だと思います。^^;
※具体的には書きませんがお察しください。
次の場面は大隊前に全員が整列して乾布摩擦をしている所です。
坂木「号令調整ーーーかかれ!!」
と声をかける場面に続いて「号令調整」の解説の絵があります。
この画の解説は親切ですね。^^
これが無いと、正直どんな状態なのか分かり難いですよね…
ここで…
近藤(上級生は慣れているのか、何を言っているのか全然分からないな…)
という感想を持っていますが、た、確かに…^^;
でも高校の体育会系の部活などでも、こんな感じですよね。
野球部とかの掛け声も、私には何を言っているのか分からなかったです…。
そうえいば…近藤は高校の時は部活に所属していなかったのでしょうか?
隣の大隊でも同じように厳しく指導されている場面があります。
その後は、朝の掃除の時間です。
走って戻って、清掃を開始します。
ここで…沖田が注意を受けます。
上級生「オイ!そこの一学年!!!」
沖田「はいっ!」
上級生「そんな手順で本当にキレイになると思っているのか?」
「ホコリは上から下へ流れるものだ。」●素早い動作で実際に掃除の方法をやって見せる上級生
上級生「まず窓開いて換気!!」
「高い部分から雑巾で拭いて行く。もちろん常の新品の雑巾でだ。」●ここで近藤に向かって…
上級生「隣の一学年 なぜ教えない!」
近藤「え…」
上級生「対番から教わったはずだが!?申し送りノートは!?」
実際に全ての掃除には「正しい手順」が決められていて、その通りにキチンとやるそうです。
ここで登場した申し送りノートが不完全だと…
対番の二年生が上級生にそうとうに叱られる事になるようです。
一学年がキチンとできるように指導するのが対番の役目なので…
できない一学年がいる=対番の教え方が悪いからだ!
…という事になるそうです。
で、結果的に…11中隊の一学年が全員集められて…
「肩回し」「腰回し」そして「腕立て伏せ」の3本。^^;
沖田は同部屋の原田と武井に心の中で…
原田(また沖田かーー!!)
武井(ったくアイツ!!)
…と思われてしまっています。^^;
その後は、走って朝食に向かう場面。
ここで防大生の一日のスケジュールが絵でごく簡単に紹介されています。
この図では簡略に書いていますが、実際はもっともっと!細かい時間割が指定されていて「分刻みの忙しさ」を通り越して「秒刻みで動いている」と聞きました。
※特に一学年は一日中走り回っているらしいです。
今回の朝食では、上級生達に先にご飯を取られてしまって、もうパンしか残っていない場面が書かれています。
(※前の感想で指摘したヵ所です)
近藤「先輩は?」
原田「あれ?もういないね。」
武井「もうとっくに食べ終わって、部屋に戻ったよ。」
原田「はやっ!!」
武井「君らが食べるの遅すぎるんだ!」
近藤「食べ始めたばかりで遅いって…」
武井「朝礼前に入室要領演練がまたあるだろ。」
「さっさと戻って準備しないと、また先輩や部屋長に怒られるぞ。」
「君らに足を引っ張られるのはゴメンだ。早くしろよ。」原田「マ…マジかよっ!」
※この後、速攻で食べてしまう原田と近藤。原田「オイッ!先行くぞ!」
近藤「沖田も早くしろっ!」
沖田「う…うん!」
しっかりしてそうなのに、まだあまり防大の事が分かっていない原田と近藤。
のんびりマイペースで完全に周囲より何でもワンテンポ遅い沖田。
ここに武井というしっかりキャラがいて同部屋として助かっていますね。
にしても…残り二名の名前不明の同部屋君たちは…どこ?^^;
続いて、1人残った沖田が朝食を食べている様子を見て…
学生「おい見ろよアイツ!11中隊のノロマ。」
「みんな行っちまったのに まだ食ってる。」
「団体行動が基本だっーつのに、自覚がねーんだよ。」
「あんなヤツが士官になって ついてくるやつがいるかね、税金泥棒。」
「もう腕立てしたくねーよ。」
うん…この場面の沖田を見れば…
原田や武井に「チッ!」と思われてるくらいなので他の部屋の学生にはもっと「チッ!」と思われちゃうでしょうね…
でも、まだ入校式が終わった翌日の台詞としてはどうかな?と思いました。
防大に来てやっと1週間なのですから、この頃はまだ沖田のように付いて行けない学生も他にも多くいると思うのですが…ね。
でもまぁ、「あおざくら」という漫画の進行上の都合で入れている台詞としてワザワザ入れているのだろうと理解しています。^^
その後、沖田が食堂の廊下に出て見ると…近藤が待っていました。
一緒に走って帰る途中で上級生に出会った時の挨拶でも近藤はちゃんと出来て、沖田は間違えた描写があります。
廊下を走りつつ、近藤は…
近藤(とんでもないところに来ちまったな。)
(たとえ先輩達が怒鳴り散らすようになっても)
(時間に厳しかったりしても…)
(とにかく今は一刻も早く… この生活に慣れてみせる!!)
近藤の性格なら、事前に防衛大のことを調べていそうだと以前も少し書きましたが…
そこは「あおざくら」が漫画である事を考えて…もう言わない事にします。
場面が変わり、国旗降下の後の場面。
一学年が自習室でバタバタと…
原田「おい早く風呂行かねぇと!」「先輩達もう行っちまったぞ!」
「あと洗濯もしねぇといけねぇし、晩メシだって…」
「おい沖田、何してんだよ早くしろよ!」沖田「他の中隊の先輩に呼び出されて…僕の挨拶が悪いって言われて…」
「明日までに反省文書いて部屋まで提出しに来いって…100枚も…」原田「100って…」
武井「マジかよ。」
近藤「オレが手伝ってやるよ。」
原田「ハァ!?」
武井「よせよ、そんなの筆跡でバレるぞ!」
近藤「合わせる。」
沖田「近藤クーン!」※嬉しそうな顏で
近藤「オレがやっとくから、自分のプレスや洗濯済ませてこい。」
●一学年の会話を廊下で聞いている坂木と西脇の姿
原田「バカ、知らねぇぞ。」
「オレ達は自分のことで手ぇいっぱいだからな。」近藤「ただしこれは1貸!」
「1貸1000円相当の貸しだからな。」
沖田のように「反省文を書かせられる」のは一学年にとって、とっても!良くある事のようです。
しかし、いくらなんでも100枚は多い!…とは聞きました。
普通はもっと少ない普通の枚数のようですね。^^;
この場面の沖田の態度は…正直どうなの?と思いました。
自分のミスで書かされる反省文を手伝ってやると言われても、普通なら断るところじゃないの?
確か、自分のせいで周囲に迷惑かけたくないって思っていたよね?
いくらなんでも甘え過ぎじゃないの?
そんなに根性ないの?
一般大学の代返を頼むのとは違うんだよ~分かってる!?
…と、いろいろ出て来てしまい…。^^;
あおざくらという漫画の中での「そんなキャラ設定」なのだとしても親が自衛官で防大や自衛隊の厳しさを知っている人に育てられ、自ら志願して防衛大に入校した男の子で…コレ?
こんなに根性無しなキャラ設定なんてアリ…?
…と、ついつい真面目に反応してしまいました。(笑)
あと…近藤も悪い!これはダメ!!(※私の感想です)
もしも、ど~うしても手伝うなら、反省文のほうではなくて寧ろ、プレスとか洗濯のほうじゃないかなぁ。
…と思います。
反省文はダメでしょ!
防衛大経験者によると、同部屋の同期の用事が重なりまくり、全く手が回って無い時に自分のプレスのついでに一緒にやってあげたりした事はある…らしいです。
でも一学年は基本的に余裕のある者なんていないのでそれぞれが自分の事で必死だし、普通は手伝いたくても無理ッ!だとか。^^;
一年の半ばを過ぎた頃ならともかく…
入校式が終わった直後の一学年なんて、特に他人のことなど見ている余裕は全くない!らしいですね。
それと…こんな場面でも、しっかり守銭奴ぶりを発揮している近藤君…
いや、君は大物だわ…!^^;
★廊下で近藤達の会話を聞いている坂木先輩のお顔が…怖いです。
その日は消灯し…そしてあっという間に翌朝。
朝食は、またパンしか残ってないようです。
沖田は嬉しそうに食べています。
原田「白い飯が食べてーよー。」
近藤「わがままいうな。」
沖田「僕は何でもいいよ。」
沖田の、こんな所は可愛いのですけれどね~(笑)
近藤は朝食を食べながら…
近藤「勉学…いつになったらできるんだろう?」
今は日々の生活のために覚えるべき事が一杯で、防衛大生活に慣れるだけで精一杯の筈の時期なのに…
そんな中でも勉強したいと思うなんて、スゴイですね。^^;
食事の後、沖田を急かしつつ部屋に向かって走っている近藤。
先に行ったはずの原田が、まだ外にいて…武井と原田が上を見上げています。
近藤「あれ、原田 先に戻ったんじゃ?」
原田「そんなことより大変なんだ!」
「部屋は行ったら近藤のベッドがなくなってて…」
「そしたらアレ!」沖田「え!?」
近藤「どういう事だ…?」「ベッドが飛んでる…」
そこには、木のかなり上のほうの幹に器用に乗せられた近藤のベッドらしきものが…!
うん。なかなかに衝撃的な場面ですね!
これぞ漫画の展開ですね♪
そう!忘れてはいけません…「あおざくら」はフィクション漫画なんです。
読んで面白く、絵的にも偶にはインパクトがないとね!
防衛大を受験しようかな~?と思っている皆様…
普通は、このような事はありません。
(※絶対に有り得ないとまでは言えない所が防大というトコロ)
「ベッドが飛ばされた」
というのは一学年であれば一度や二度や三度や…もっと?経験することのようです。
ですがそれは、「あおざくら」の漫画の絵のようにベッドの本体が木の上に吊るされて文字通り「飛んでる」訳でなく…
通常は、毛布やシーツが台風が来た後かな?
という感じになっているのだそうです。^^;
経験者様によりますと
「ベッドのマットまでもが外に落とされていた」
というトコロなら目撃した経験があるそうですが、今回の「あおざくら」のような「飛び方」は流石に見た事がないそうです。
最後の煽り文は…
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ベッド オン ザ ツリー!!
次号、さらなる嵐が吹き荒れる!!
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良い感じの、煽り文ですね~
以上…
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あおざくら 防衛大学校物語
週刊少年サンデー 28号(6月22日号)
第6話:連帯責任
(二階堂ヒカル先生のサンデー連載漫画)
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の、かなり自分勝手な独断的な感想記事でした。^^