あおざくら感想

あおざくら防衛大学校物語 第2話「着校日」感想

更新日:

あおざくら 防衛大学校物語
週刊少年サンデー 24号(5月25日号)

第2話:着校日(ちゃこうび)

 

少年サンデーの「あおざくら」防衛大学校物語
第2話「着校日」の個人的で独断的な感想記事です。
※二階堂ヒカル先生の少年サンデー連載漫画です。

「あおざくら」をコミックスで読む派の方はネタバレ注意!!
記事の中でそこそこ詳しく内容を書いています。

★初めてブログ記事を読む方へ★

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「ブログ記事を読む時の注意点」のページがあります
(※PCの方は右サイド内。スマホの方は画面の下の方)
一度、その内容に目を通して、このブログのスタンスなどに対して
ご理解の上で読んで頂けると有難いです。
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「あおざくら」のネタバレを読みたくない方は無事に逃げたでしょうか?
では、感想記事を書いて行きます。

 

あおざくら第2話のスタートは、
防衛大学校(防大)に主人公の近藤が向かうバスの中のシーンからです。
最寄の駅からは防大行きのバスが定期的に出ています。
(※防大への行き方などの記事も後日、別の記事で書く予定です)

冒頭の説明文…
■防衛大学校へ向かう近藤。一体どんな世界が彼を待つ…!?

 

そのバスの中で隣に座った新1年男子学生Aに話し掛けられる近藤。
色々と自分の考えを縷々述べた後に、近藤に向かって…

男子学生A「よかったら同盟を結ばないか?」
「ボクらで防大生諸君をまとめようではないか。」

近藤(授業何選ぼうかな…)
※隣の男性学生の話を聞いていない状態

男子学生A「リーダー達のリーダーになるんだ。」

近藤「…………」
※全く聞いてない

男子学生A「…べ、別に急ぐことじゃない。」
「着校してから、ゆっくり考えて、週末にも返事をくれればいい…(以下略)…」

いやいやいや……
こんな男子学生Aのような子は、正直言っていませんよね。^^;

防大に向かっているバスの中…
もうすぐ防大に着く!という緊張状態の中で、こんなことを見知らぬ相手に言うなんて!
そんな事は考えられない~!!

…と、ごく普通にツッコミましたが、まぁ「防大をテーマにした漫画」ですのでね…
ちょっと有り得ないでしょう?という人物が登場する位でないと
展開がつまならくなりますしね~。

…うん、うん。
そう…これは防大漫画であって、防大の実情を正しく書くのが目的ではない
漫画は読み物として面白い事が求められているから、こんな人物が出て来ても
…うろたえてはいけない!!

という事を自分に言い聞かせつつ…続きを読む事にしました。^^

 

そして次の見開きのページが、今回のタイトルが書かれているページでした。

煽り文は…

===================

集いし精鋭達を 祝い、桜咲き誇る!!

===================

…という春爛漫&おめでたい感じ。

 

ここで第1回の先生の説明文と似たような内容ですが、文字で防衛大学校(防大)の説明が入ります。
日頃、防大に馴染みのない方々も多く読むでしょうし、
こんな情報を何度か書いておく必要もあるのだろうな~と思いました。

以下が、防衛大学校(防大)の説明文。

防衛省所管
防衛大学校

自衛隊のリーダーである
幹部自衛官を育成するための
士官学校である。

学生の身分は
特別職の国家公務員であり、

学生手当てとして月額十一万一千八百円、
ボーナスとして年額約三十五万二千円が支給される。

もちろん一般大学と同様
卒業時には学位が授与され、

さらには その先の
幹部候補生学校への道も保障されている。

夢のような学校である。

煽り文といい、上記の説明文といい…防大って良いところ♪
と単純に思えるような内容しか書いていません。
特に最後の「夢のような学校である」の一文が光って見えますね。^^

多少なりとも防大の事を知っている者が読めば…
「そうか…後出しという訳か!お楽しみはこれからか…。」
と、きっと思うであろうな~なんて事を妄想しつつ読みました。(笑)

 

因みに…上記の学生手当ては「額面」なので「手取り額はもっと少ない」です。
私が聞いたところによりますと、色々と引かれて受け取り額は約8万前後
(※実際は定積の金額などで大きく違いが出る)
ボーナスは一度に約14万前後くらいが手取りのようです。

入校前には、しっかり貯金を作ろう!と思っていても、
現実には校友会で使う費用などで、お金が飛んで行ったり…
偶に土日に飲んだり食べたりするのに使ってしまい残らないとか。

帰省する為のお金がなくて、冬休みだけど実家に帰れない~!
というような学生も時々いるそうです…^^;

これから防大の受験をしようと思っている皆様…
この金額で遊びまくる事は出来ないと…知っていて下さいね。^^;

ところで「あおざくら」防衛大学校物語の主人公である近藤は…
学校に到着後に受付けの係の上級生に
「今後、自分が住む事になる寮はどこの大隊か」を、とても優しく丁寧に教えて貰います。

受付けの係の先輩
「えーと近藤君ね。」
「近藤君は第一大隊!」
「中に入ると また案内があるから、頑張ってね!」

 

近藤が第一大隊(自分の寮)の入り口に来てみると…
大きな勇ましそうな龍の絵の描かれた弾幕があり…
いろいろな所に…
「新入生歓迎」
「歓迎」
「新入生大歓迎!!ようこそ!!」
などと書かれていて防大中が歓迎ムードに溢れています。^^

第一大隊の寮の入口で、再度受付けをする近藤。
受付けの上級生は超ニコニコの笑顔

受付けの上級生「今、対番の生徒を呼び出しているから、ちょっと待ってね。」

館内放送『近藤勇実君 着校ーーー。対番学生 玄関までーーー』

対番の先輩「二学年の松平容介だ!!」
「これから君の対番として色々教えていくんでよろしく!!」

近藤「はっ…はい。よろしくお願いしますっ!」
(※ここで敬礼をする近藤)

対番の松平先輩「!…おっと、制帽をかぶってない時には その敬礼じゃあないんだが…」
「手の平は見せないで、脇は90度 指先は右眉の辺りに、5指を揃えて…」
(※近藤に説明しつつ敬礼を整えてあげる)
「そう それだ!!」
「しっかり体に憶えさせておけよ。」

近藤「はいっ!!」

う~ん…。
これも…たぶん、あまり無いですよね。
防大の着校当日に相手が敬礼した訳でもないのに、自分からいきなり敬礼するなんて…
こんな新入生はゼロではないかもしれませんが、普通はしないでしょうね。

でもまぁ…敬礼の仕方を説明する場面が他の所では作れなかったのかも?
今回は42Pもあるからページ数が多い内に書いたのかも?
…とか何とか…考えて
一応、納得しました。^^

 

 

続いて、対番(たいばん)である松平二学年が親切に色々な事を教えてくれるシーン。
近藤の荷物を持ち部屋に案内しつつ解説をしてくれます。

近藤「あの…対番って?」

松平「対番ってのは、新入生に防大のルールや習慣を教える係。」
「まあ、兄貴みたいなものさ。なんでも聞いてくれよ。」

近藤「じゃあ早速ですが、第一…大隊ってのは?」

松平「うん!いい質問だ近藤学生!」
「防大生は一から四までの大隊のいづれかに所属するこになっているんだ。」
「そして、学生舎毎に大隊は分かれている。」
(…大隊や中隊や小隊の説明が続く…)
「近藤学生は第一大隊の第一中隊の第三小隊…一一三(113)小隊の学生だ!」

「ちなみにオレは一三四小隊だ。同じ大隊だけど、部屋も小隊も違う。」
「だから部屋で聞けんこともなんでも相談してくれ。」

近藤「?それってどういいう意味……」
(※質問している途中で部屋に着いたので会話が途切れる)

細かい事を言うようですが…
これから防大生になろうと思っている人は、
自分が住む事になる寮=大隊の事くらいは事前に調べて来ているような人が多いのではないかと思いました。

防大の説明会とか開校祭(文化祭的なもの)などに行く人も多いでしょう。
5月と7月には受験生用にオープンキャンパスもあります。
そこで説明もあるし、説明がなくても案内パンフくらいは貰いますので。
ネットで検索してもスグに分かるレベルですよね。

ですので、この部分は…
「防大の事をあまり知らない読者のための台詞」
なのだろうなぁと思いつつ読みました。^^

 

所で、この中で注目すべきなのは…松平二学年の最後の台詞です。
「だから部屋で聞けんこともなんでも相談してくれ。」
この部分の疑問への答えが、この後に徐々に分かって来るという展開ですね♪

 

 

さて!ここからは…
近藤が今後生活をする部屋についた場面ですが…
ドアを開けた直後に、同部屋の新入生が明るく朗らかに自己紹介をはじめます。

沖田「ボクは沖田っていいます。」
「東京の麻布西高出身一年生です。よろしくね。」

原田「オレは原田っていいます。」
「愛媛の今治二高出身 野球一筋の同じく一年。」
「体力に自信アリ!」

沖田「ええー ホントー?」

近藤「オレは東京の調布木多高出身…近藤だ、よろしく!」

(その後も会話が続く…)

ここで主人公の「近藤」続き「沖田」が登場しましたが、もう一人は「土方」ではありませんでした。
流石に3人揃えるのはアレだという判断でしょうか?

この場面では同じ部屋の上級生達は誰もいません。
だとしても新一年生が会った直後に、こんなにフレンドリーに話し掛けてきて
和気あいあいと話すようなムードは…ない!と聞きました。^^;

初日で、防大に着いた直後だし…皆、とても緊張している状態なので
挙動不審になっていたり、どうして良いか分からないし
取り敢えず大人しくして簡単な挨拶をする程度で精一杯だった…!
と、経験者からは聞きました。

 

それに…この「あおざくら」という漫画の中では、
防大中が和やかな雰囲気であるように描かれているのですが、
経験者に聞くと、着校日であっても
「新米上級生の二学年は、三・四学年達にすごく注意を受け叱られまくってた」
…そうです。^^;

新1学年生達は「あおざくら」の漫画の中のように優しく接して貰えるけれど…
すぐ隣で二学年が「おぃ!そんな教え方じゃダメだろう!!」という感じで
ダメ出しをされて激しく上級生に叱られている場面を何度も見るので、
とてもではないけれど…
「あおざくら」のようにワイワイと会話を弾ませる雰囲気じゃなかった!
と複数人から聞きました。^^;

 

でも、この場面の「あおざくら」はまだ連載2回目ですし、
今後の展開の為にも、ここは超楽しそうな雰囲気&大歓迎ムードを
描いておきたかったのだろうな~と勝手な解釈をしています。
漫画の進行上の都合ってものがきっとあるのでしょう…。

でも会話の中で…
対番の松平二学年が『何か隠している風な描写』は出て来ます。
チョコチョコと今後に向けてのフラグがたてられている最中です~。

 

 

ずっと続いていた会話が…各自の防大を志望した理由になりました。

沖田「僕、父親が自衛官っていうのもあるんだけどさ…」
「卒業したら みんなのために役立つよう自衛隊を指揮するんだ。」

原田「オレは海外派遣とかかなー。」
「日本だけじゃなくてアジアやアフリカの、いろんな国の人々のためになりたいって。」

近藤(へえ…みんなすごいな…)

防大に入校した学生さん達の志望理由ですが、上記のような立派な志を持った人多いのではないかと想像しますが…
実際には、そこまで多くないようだとも聞きました。
もう少しゆるい感じが多いようです。
ただ…中には熱い理想を語るのが恥ずかしくて他人には言わない人もいるようなので、実際の所は正直、良く分かりません。

 

ココで3人でワイワイ話しをしている所へ、同部屋の新一学年生が口を挟んで来ます。

武井「甘い!」
「理想が高いのはけっこう。しかしながら…」
「今は手の内を明かさず、黙々と努力すべきだと思うけどね。」

「ここでは皆 ライバルなのだから。」
「全員希望の人事に就けるわけもない。」
「まずは生き残ることなんだよ。」
「聞いていると、君らは なんにもこの防大というものを知らないようだね。」

「もしぬるいキャンパスライフを考えていたら、ここは戦場よりも…」
地獄になる と覚悟しておいたほうがいいよ。」

 

近藤・沖田・原田(…沈黙…)

武井はメガネキャラでいかにも~な感じですね。
何の下調べもしていない3人に比べて、しっかり事前に防大の事をしらべている様子
防大での生活が如何に厳しいものであるのか知っている上で入校し、
今後の4年間を如何にして上手く乗り越えるかをしっかり計算しているっぽいです。

経験者のお話ですと、この感じのキャラは確かに一定数いるようです。

同部屋の一年生が全員お気楽な性格では困りそうだし
全体のバランスが取れて良さそうな組み合わせの部屋ですね。

…にしても沖田は「父親が自衛官」なのに、防大の実態を何も知らないのかな?
と思って、この部分は少し不自然かな~と思いました。^^;

 

 

その後、偉そうな?事を言った武井に対して原田が掴みかかり…
ドタバタと暴れている最中に…
近藤が窓の外にゴリラがいるのに気が付き驚いて…

近藤「ゴリラだーーーー!!!」
「今、窓の外にゴリラの影が!」

原田「そんなバカな。」

近藤「だって今 絶対に…」

(騒いでいる最中に部屋のドアからゴリラ?が入室)

一年全員「入ってきたーー!」「うわあああ!!」

 

ゴリラの先輩(西脇)「ハハハ…」
「今年の一年は元気じゃないか。」
「オレたちも教えがいがありそうだ。」

西脇「115号室のサブ部屋長の西脇(にしわき)。」

もうひとりの先輩(坂木)「部屋長の坂木(さかき)。」

坂木・西脇「歓迎する!」

一年全員(西脇先輩を見て)「ゴリラの中からゴリラー!!」

西脇「うるさい!!」

うん…まぁね…「あおざくら」は漫画だし、フィクションだし…
いくら何でもこんな展開は無い!
…と分かっていても受け入れるべきですよね。

初めて同部屋の上級生に会った時に、こんな反応をする一学年なんていませんよね。
ただ…上級生たちの中には新一学年生を笑わせようと待ち構えていて
色々やってくれるタイプの人も一定数はいるそうです。^^

 

西脇「これからの寮生活、緊張をほぐしてやろうと思ったんだが…」

坂木「くだらん。」
(自分の席の椅子に座る)
「だから やめろっていったんだ。」

西脇「坂木よー、コミュニケーションは大事だぞ。」

(二人の会話中…部屋長の坂木に向かってお菓子を差し出す武井)

 

武井「地元の名物、しまねっこサブレです。」
「よかったら、部屋長や上級生のみなさんで召し上がって下さい。」

坂木「…………」「フン!」

西脇「おおー!ありがとう。」
「せっかくだから みんなで食べようなー。」

ここの描写で同部屋の4学年の二人の性格が分かる展開ですね。
部屋長の坂木はクールというか…少し厳しく怖い雰囲気。
絵的にもキリッとした感じで描かれています。

サブ部屋長の西脇は、面倒見の良さそうなタイプですね。
身体つきも大きくて…絵的にもゴリラっぽい人です。(笑)

同部屋の上級生二人もバランスが取れている感じです。
でも坂木部屋長は、初日なのに少し無愛想すぎる気もします。

 

そして事前調査や準備万端の一学年の武井…
持って来たお土産を、部屋長に差し出しています。
これは「よくある光景」のようです。

今後お世話になる同部屋の上級生達にお菓子のお土産を買って行く…
というのは、ネットや人伝に「初日の心得」を聞いた人なら
たいていやっている事、だそうです。

因みに、夏休みなどで実家に帰った後にも上級生達へのお土産は必須
…らしいですよ。^^

 

 

その後…部屋には近藤の対番である松平をはじめ
他の一学年の対番らしき上級生たちが大量にお菓子やジュースを持ってきて
ワイワイと楽しく語り合っている場面。

この中で近藤は…

近藤(自衛隊関係だから厳しいしごきとか覚悟していたけど、)
(思っていたより やっていけそうじゃないか…)

と考えるシーンがありますが…

完全に次へのフラグですね。

 

 

場面は変わり…
昼食のカレーを食べた後はサイズを計って制服を受け取り
着替えを済ませた場面。

松平「ほー… やっぱり思った通りだ。」
「近藤学生は防大の制服がよく似合う。」

「襟章の向きは気をつけろよ。チェックされるからな。」
「しっかりそろえて指紋もつかないようにな。」

確かに「と~っても制服が似合う!」タイプはいます、が…
近藤が特別なのではなく、大抵の人は似合うものなのだと思います。

学ランにやや近いデザインなので学ランが似合うなら
防大の制服も似合う♪と思って良いかと。

 

因みに私は…制服男子も制服女子も大好きです♪

学ランも自衛隊の制服も、電車やバスや空港職員さんのも…
子供も大人も、どのケースでも
制服を着ただけで、何割増しかでカッコよく見える♪
…とずっ~と感じています。^^

 

 

その後に防大の中の売店(恐らく)に行った場面。

松平「防大生活に必要なもの、ハンガー、スリッパ、迷彩シャツ、
ピカール、カーペットクリーナー、千枚通し、メモ帳、雑巾…」
「身分証ケースにバスタオル、裁縫セット、エチケットブラシ等々…」
「しめて、三万くらいか。」

近藤(結構するな…親父から貰ったお金さっそく使うしか…)

松平「ちなみにこれらは対番のオレが全部おごってやる。」
「他に欲しいもん、必要なもんあったら買ってやるぞ。」

==その時、近藤に衝撃が走った。==

近藤「じゃあ…このシャンプーやこっちの洗濯用洗剤までおごってもらえるんですか?」

松平「ああいいぞ、近藤学生がこれからのスタートに必要なモノなら、何でも買ってやる。」

近藤「信じられない!!」

(…途中一部、省略…)

近藤「あ、あと参考書もいいですか?」

松平「いいぞーー」(…一部略…)

近藤「これも!」

松平「あ…ああ…いいぞ!」(※顏が若干引きつる)

近藤「この本とこの本も!」
「防大…パラダイス!!!!」

松平「これも上対番の役目だ。」
「近藤も先輩になって対番する時、おごってやるんだぞ。」
「頑張れよ兄弟!!」

近藤(なんなんだ防大って…)
(給料もボーナスも貰える上に勉強できて…)
(更には先輩に こんなにおごってもらえるなんて……)

防大の事を全く知らずに「あおざくら」を読んでいる人は
このシーンを読んで驚いたのではないでしょうか。

実際に、上対番が新一学年の生活に必要なモノを買ってあげるようです。
ですが…「あおざくら」は漫画でフィクションなので…
ここでも若干大袈裟な感じですね。
これは流石に買わせ過ぎですね…(笑)

防大に入校する前に送られて来る「準備しておく物リスト」を見て…
それを見たり、同校出身の上級生に聞いたり、ネットで調べたりして
ある程度は自分で準備をして、着校日までに個人の荷物として
事前に防大に送っているので…
「あれもこれも何もかも先輩に買ってもらう」訳ではありません。

でも中には、全然準備が足りてなくて上対番泣かせの新一学年生もいるようです。
自分の担当の新一学年生の準備があまりに悪いと…
この「あおざくら」の場面のように購入してあげるケースが多いようです。
(※上級生が『買ってあげられる上限金額』を超えると本人にも購入させるとか)

因みに、この漫画のシーンの中で一番大袈裟と感じたのは
「参考書や本まで買って貰っているシーン」でした。
経験者に聞いてみても…
初日に上級生に参考書や本まで買って貰っている奴なんて見た事が無い
…という事でした。

まぁ近藤は勉強大好き設定なので…
『それはない!』と思う内容でも敢えて入れたのでしょうね。

 

 

そのまま売店でのシーンが続き…
バスの中で有り得ない持論を展開し、近藤に声をかけた新一学年男子Aに
再び声を掛けられますが…近藤のほうは良く覚えてなかった様子。

(…長いので色々、省略…)

一学年男子A「同盟だ。」
「古くてくだらない上下関係を捨て、優れたものこそが上に立つ形を作るんだ。」
(…途中、略…)
「君も そのために、防大に入ったんだろ?」「なあ!」

近藤「オレはーーー」
「オレはタダで勉強ができて金が貰える…」
「それだけで この大学を選んだんだ!!」

一学年男子A「…………」(驚きの顏)

近藤「おまけに先輩が こうやっておごってくれる!」
「こんな素晴らしい環境が他の大学にあるか? いやない!!」
「断じてない!!」

一学年男子A「なっ…」

近藤「オレは勉学が目的だ。」
「同盟とか興味がない。勝手にやってくれ。」

今の近藤には防大は『理想的な大学♪』に見えているようです。
お金にシビアな性格から見ると…確かにそうですね。(笑)

それにしてもハッキリと「お金の件だけで選んだ!」と言い切りましたね。
いっそ清々しいですね…♪

 

一連のやり取りを見ていた対番の松平は近藤の答えを聞いて大笑い。
その後、チャッカリ近藤が…

近藤「すみません。あとカレーを妹に送りたいんですが…」

松平「それは自分で買え。」

…当然の答えですね。
ここまで言えてしまう近藤に関心しました。(笑)

 

その後…隣で近藤の言葉を聞き怒っている新一学年男子Aと
近藤の対番の松平の会話になります。

一学年男子A「キサマ、国民の税金をなんだと思っ…」

松平「んー…?」「それは違うなぁ…」
「知ってるだろ?ここが幹部自衛官を育成する学校だって。」
「これから学ぶとこなんだ。」

「それに、近藤学生みたいなのは別に珍しくもねぇよ。いーっぱいいるさ。
「いろんな目的で入ってきたヤツが、いろんなことを知って いろんな道を選ぶ。」
「それが学校ってもんだ。」

「それにアンタ…ちーょっと防大っつーもんを勘違いしてるなァ。」
「同盟だのリーダー戦争って なんだそりゃ?」
「結局は自分が一番になりたいってのも…見え見えだぜ?」

一学年男子A(たかだか1コ上のくせにィー…)
「くっ… 失礼します…!」
(…一学年男子Aが走り去る…)

うん…この場面も…普通はありませんね。
最初のバスの場面同様に、着校日である初日からこんな行動をするような
一学年がいたら…あっという間に潰されてしまうと思います。^^;

でも、この場面は同部屋の一学年の志望理由の箇所と合わせて…
防大には実に色々な志望理由で、多種多様な人が入学して来ている
という事実の説明をしている…と読めば良いでしょうか。

 

松平「いいか近藤学生!」

近藤「え?」

松平「わからないことは学べばいい、知ってから必要なものが見えてくる。」
「将来とは約束されたものではない、その時々に分岐があるものさ!」
「なにかあったらオレを頼れ!」
「なんでも相談に乗ってやるぞ。」

この一件で、対番の松平は近藤の事をとても気に入ったようです。
自分の下対番がどんな人物なのかは、
正直、とても気になる事のようですし…まともな学生で良かった!と
安心もしたのだろうと思います。

それもそのはず…
この対番の関係は防大にいる間は勿論、幹部自衛官になった後も大事にされ…
もしかしたら「一生続くような縁」になるかもしれないからです。

近藤にとっても、対番の松平先輩は相性もそこそこ良さそうだし
ラッキーだったと…後になって感じるのではないでしょうか。
(※この時点ではそんな余裕はないと思いますが)

 

その後…17時半の国旗に敬礼…の時の近藤

近藤(全てが、鮮やかに見える。)
(たくさん学んで たくさん稼いで… )
(まだ わからない未来を作るんだ。)

カッコ良さげな台詞なのに…
『たくさん稼いで』という部分が近藤っぽいですね…(笑)

 

 

その後、再び部屋(自習室のほう)でワイワイしている場面で…
近藤が着校日に来なかった人の机を見て、
どうして来なかったのか不思議に思っている場面。

そこへ、他の部屋から「各部屋の人数調整のために」
同じ新一学年の生徒が2名移動して来て、同部屋になります。
これで近藤と同じ部屋の一年は5人になりました。
(※後で来た2名の名前は不明)

 

続けて…
対番の松平にベッドの取り方(ベッドメイキングの仕方)を教えて貰ったり
お風呂に入ったり、点呼を受けている場面が続き…
夜の22時を少し過ぎた頃…部屋でまだワイワイしていた近藤が
お茶を買うために外の自販機まで行った帰り…

朝、バスで隣に居て…昼に売店で会った新一学年男子Aが
朝のバスの時と同じ私服姿で大荷物を持って出て行く姿を見ます。

同じ第一大隊だったのか…と驚いていると、
他の学生たちの会話が聞こえてきて…

学生「あれ?アイツ隣の部屋のヤツだろ。」

学生「さっき部屋長から聞いたんだけどよォ…」
「着校一日目で、もう 辞めるんだって。」
「せっかく入学したってのによォ、もったいないよなあ…」

近藤「………」

 

消灯時間になり、部屋の電気が消された状態で
ベッドの中で考える近藤。

近藤(アイツ… 士官になりたくて来たんじゃないのか?)
(お金を貰えて勉強ができて野望もあって なんでやめる必要がある?)
(来なかったやつも せっかく受かったのに…)

 

最終ページの煽り文は…
=================

胸をよぎる、かすかな疑問…次号!

=================

着校日の…防大の初日が終わって寝るまでの一日が
「あおざくら」の第2話…でした。

 

最後の方の…
●『着校しなかった』
(入学する意志がある事になっていたのに防大に4月1日に来なかった)

は…結構多くいるそうです。
防大の受検に合格しても「入校するかどうか不明」なので…
その意志があるかどうかを問われ「入校します」という意思表示をした筈…
の学生たちの何割かが来ないのは当たり前にある事なので
「あおざくら」の漫画で描かれていたように
各部屋の人数を合わせる為に一学年の移動をさせるそうです。

 

そして、バスで出逢った男子学生Aのような
●『着校日、早々に辞めてしまう学生』

も…そこそこの人数がいるようです。
1日目は何とか頑張ってみても、2日目、3日目、4日目…と
入校式があるまでの間に、ポロポロと辞める生徒がいるのも
防大では、ごく普通の光景だという事です。

入校前に自分で想像していたよりも…
はるかに特殊な環境&厳しい環境である事がヒシヒシと感じられて、
とても自分はやっていけないと思ったり…
自宅を離れて、初めての集団生活にどうしても馴染めないなど、
その理由は様々だそうですが、結構な人数が「入校式前」に減るそうです。

いづれにしろ…
入校式も終わっていないようなとても早い段階で防大を辞める学生たちは
恐らく、性格的に防大や自衛隊という組織に馴染めない可能性が高いので
無理をしてまで居る必要もない…という考えで
周囲も、一生懸命に説得して引き留める…ような事もないので
割りとアッサリと去るケースが多いのだと、聞きました。

 

 

<今回出てきた主な防大・自衛隊の言葉>

前回のおさらいを、先にひとつ。

●着校日(ちゃっこうび)
入校式(入学式)ではなく、防大で生活が始まる初日の事。
制服のサイズ合わせ、官品の受け取り、身体測定、様々な説明を聞いたり、先輩に挨拶したり…あっという間に時間が過ぎる日。


●学生舎(がくせいしゃ)
防大生の学生寮の事。1~4大隊まで4つの建物、4つの大隊がある。
防衛大学校の学生は入校と同時に全員が学生舎での団体生活を送る。
第1学年〜第4学年までの約8名で2室(寝室と自習室)を使用するのが基本。
(※人数が多い年は一部屋に10人という事もある)
学生舎には集会室、調理室、シャワー室、風呂、洗濯室などが完備。

●近藤学生(こんどうがくせい)
防大では学生の事を、こんな風に○○学生と呼ぶ。


●対番(たいばん)

先輩が後輩の面倒を見る(教育係)になる制度の事。
新1学年(教えてもらう側)は「対番」と呼び、
先輩(通常は2年生だが3年である事もある)(教える側)は「対番学生」と呼ぶ。学年の上下で「上対番」「下対番」という呼び方もする。
(※自分の対番の更に上の対番は「上上対番」と呼ぶ)
後輩にとって「上対番」は自分を守ってくれる頼りになる存在。この関係は防大の中だけではなく一生続くようなものとなる。
上下の2人だけの関係だけでなく歴代対番の縦の繫がりも結構重視される。
1年~4年までの対番の縦繫がりの「対番会」(一緒に食事をしたりする)も開催される。
一年生の間は、食事代などは先輩達がおごってくれるケースが多い。

※詳しくは「防大用語」のページにて解説

 

 

以上、…
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あおざくら =防衛大学校物語=
週刊少年サンデー 24号(5月25日号)

第2話:着校日(ちゃこうび)

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の自分勝手な感想や余計な?解説などでした。^^

 

 

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